ひとりで何もできなくなった彼

私の就職が決まったら遠距離で生活する

 

退職して今日まで色んな事がありましたが

これが彼との今の関係になります

私のやりたいことと彼のやらなければならないこと

それが違ったのでこのような結論に至りました

 

今はまだ私の就職が決まっていなので実感は当然無く

平凡な毎日を送っています

 

しかし今日転勤してきたこの地で

彼は始めて単独行動することになりました

温泉が大好きで土日は必ず温泉に行きたがる彼は

今日もその計画を立てていたのですが

私がどうしても体調が優れず一緒に行けないことを告げると

じゃあ自分も行かないと言いました

 

 

 

この一言に彼は私無しで行動することができなくなってしまっているのではないかと

とても不安になりました

 

 

 

私は平日の日中は誰とも会わず一人で淡々と転職活動と

プログラミングの勉強をしています

確かに前の私も一人行動というのがあまり得意ではなかったので

引っ越してきた始めの頃はちょこちょこ実家に返ったり

趣味のバドミントンに行ったり必死にコミュニティに属そうとしてました

 

でも今はむしろ一人が凄い楽で時間を自分の為だけに使えることが

こんなにも充実するのかと感動するくらい謳歌しています

 

しかし今の彼の生活は仕事以外は全て私がいて

何をするにもどこに行くにも一緒です

生活リズムも仕事のない私の時間は自由なので

全てタイミングが合わせています

 

この状態でいきなり離れて暮らしたら

彼は今の仕事や環境を全て投げ出して

私の所へ来るのではないかと思うくらい

依存してしまっているので

今日は絶対に一人で行ってもらおうと思い

彼を励ましました

 

結果一人で行くことになり

とぼとぼとした足取りで出発しました

 

一時間後彼からの電話

 

「寂しい~(子供のような言い方)

温泉の入り口の前にいるけど入る勇気がない…泣」

 

保育園に子供を預ける親のような気持ちで

凄い可哀想なことをしているような気分になるくらい

落ち込んでいて

一緒に行ってあげればよかったなと

少し後悔しましたが

 

「今度私も行きたいから感想を教えて?

ゆっくり休んできなね」

 

と伝えるとケロッとして

じゃあ行ってきますと言って終話

 

離れてしまうから寂しくならないように

今してあげれることはやろうと思っていたのが

ちょっと間違いだったなと思いました

 

でも最近彼は夢で私が居なくなる夢を見るようで

毎朝ハグを求めてきます

もうほとんど母親のような存在になってしまっていて

彼が不憫でなりません

 

離れてしまうその日まで

今を大事に生きるように

彼に言い聞かせたいと思います